小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

politics

読書メモ:田野大輔『ファシズムの教室』(大月書店)

この本で詳細に触れられている、田野大輔・甲南大教授の授業実践については、その概要を本人が「私が大学で「ナチスを体験する」授業を続ける理由」という寄稿にまとめている。 以下、同書で紹介されたナチスのエピソードと、それに対する私の感想をメモ。 ■…

東京五輪、2024年に順延説

東京オリンピックは中途半端な延期より、中止した方がいいんじゃないのとは思うけれど、まあ、やりたい人がいればやればいい。妨害はいたしません。 IOCやJOCは予定通りと強弁しつづけながら、コロッと延期に舵を切り替えるらしいけれど、「中止」という言葉…

東京五輪は中止するしかないワケ

3月17日未明、G7首脳による異例の緊急電話会議を終えカメラの前に立った安倍首相は、7月24日開幕予定の東京オリンピック・パラリンピックの開催について「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として、完全な形で実現することで主要7か国の支持を得た」と語…

コンプラは天ぷらにして食うのがいい

関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受領していた問題は、同社のコンプライアンス(法令順守)意識の欠如を露呈した。問題が起きた主な原因は、金品を受け取ったことに加え、その管理を個人に任せていたことだ。同社はその後の社内調査…

How dare you!

スウェーデンの高校生環境活動家グレタ・トゥンベリの国連演説から。 あなたたちは空っぽの言葉で、私の夢そして子供時代を奪いました。それでも私はまだ恵まれている方です。 多くの人たちが苦しんでいます。多くの人たちが死んでいます。全ての生態系が破…

ヘイトは遺伝する

最近は色々面倒なので、TwitterやFacebookはあまり使わないのだが、久しぶりに自分のアカウントを覗いたら、互いにフォローしている知人の中に、この間の日韓経済・政治対立における韓国の対応をめぐり、憤懣やるかたない様子でこんなツイートを吐き散らす御…

「がっかり」

人が重篤な病気を告白したときに、「本当にがっかりした」という言葉を投げるかけるのは、どうなんだろうね。「ショックだ」「残念だ」という言葉はありだとしても、「がっかり」というのは日本語としてあり得ない。「メダル候補が一人減ってしまって、がっ…

銃規制を求めるアメリカの高校生たち

この2月、フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件をきっかけに、全米の高校生たちが主体となった、銃規制強化を求める運動が広がりを見せている。 3月24日に、ワシントンで開かれた「私たちの命のための行進」で演説に立った高校生、エマ・ゴンザレスの、4分半…

久しぶりのワタミ

財務省、文科省、そしてワタミまで……暖かくなってきたんで、バカどもが涌いて出てくるな。政治ネタが尽きないやんけ。 実は、国会の議論を聞いておりますと、何か働くことが悪いことであるような、そんな議論に聞こえてきます。お話を聞いていますと、できれ…

茶番は今日まで

(東京新聞 2018/03/16朝刊より) 野党不在の国会審議、安倍マンセーの自民党議員や閣僚・官僚らが、全ての責任を佐川前国税長官に押しつけ、問題の矮小化を図ろうとしている。 つい1カ月前まで、「国税局の審議官等々やって“極めて有能な役人” だったという…

「首相や麻生氏が知らないうちに、官僚が改ざんした」? そんなわけないやろ。

野党5党が欠席した14日の参院予算委員会で、自民党の西田昌司氏は財務省を手厳しく批判した。西田氏は首相と親しいことで知られる。この日の自民、公明両党は追及の姿勢を演出する一方で、「首相や麻生氏が知らないうちに、官僚が改ざんした」という政府…

天皇制とLGBT

自民党の竹下亘総務会長は23日、国賓を迎えて天皇、皇后両陛下が開催する宮中晩さん会に関し「(国賓の)パートナーが同性だった場合、どう対応するのか。私は(出席に)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と述べた。 引用:竹下・自民総務会長:同…

モスキート・コースト

19世紀前半、中米の新興国ポヤイス国への投資を煽った希代の詐欺師グレガー・マクレガーの話が、『世界をまどわせた地図』(日経ナショナル・ジオグラフィックス)という本に登場する。 マクレガーはスコットランドの名家の出身で、戦争の英雄でもあった。現…

若者の意識は保守化しているのか

「自民勝たせた若者の意識 「青春=反権力」幻想に」と題する毎日の記事。紹介されている大阪大の特任教授の調査データからは、2001年から12年間という短期間にも、高校生の意識が大きく変化していることがわかる。「これが40年前だったら……」などとカンブリ…

「アベ・スガ」の文体模写が笑える

2017/07/12東京新聞、斎藤美奈子氏のコラム。相変わらずキレがいい。

「安倍は何を言い出すかわからない」

選挙前、店先に自民党のポスターを貼っていた個人商店の男性(70)は民進党の候補に投じた。「自民の候補者は悪くないし、知らない仲ではない」。でも獣医学部を全国につくるなどの安倍首相の発言を聞いて、「憲法改正も独り歩き。今度は何を言い出すか分…

稲田朋美は辞任せず、その無知蒙昧を天下に晒し続けよ

稲田朋美=防衛相・自民党衆議院議員・日本会議国家議員懇談会所属による、公職選挙法違反、自衛隊法違反、ひいては憲法違反の発言。朝日新聞がライブで放送したきょうの記者会見をみたが、何を聞かれても「誤解をまねきかねない部分はすでに撤回した。お詫…

防空法啓発ポスター

www.digital.archives.go.jp 昭和12年4月公布された防空法は、<中略>防空業務として、灯火管制、消毒、防毒、避難、救護と、これらの実施に要する監視・通信・警報を規定し、灯火管制実施時に限り、国民に灯火を制限する義務を負わせました。防空法施行に…

「東北で良かった」

www.huffingtonpost.jp 今村雅弘復興相は4月25日、東京都内の自民党二階派のパーティでの挨拶の中で、東日本大震災の人的被害、社会資本の被害について説明した中で「これはまだ東北で、あっちの方だったから良かった。これがもっと首都圏に近かったりすると…

平壌の「虹ナムル」

digital.asahi.com 19種類のメニュー。上から「食パンとバター」「クリームパン」「三色餅」「キムチ」「山草フライドチキン」「魚の冷製煮込み」「海鮮サラダ」「虹ナムル」「肉団子入りキノコ汁」「緑豆チヂミ」「アヒル煮込み揚げ」「魚の揚げ物フルー…

小澤俊夫の満州と小沢健二(息子)/小澤征爾(弟)、そして「岸-安倍」

デモが起こる都市より、デモが起こらない都市の方が怖い 小沢健二の父・小澤俊夫が共謀罪と安倍政権批判! オザケン自身も権力の詐術を暴く鋭すぎる論評|LITERA/リテラ

観光マインドって...要はカネのことかい

国立博物館でスニーカーメーカーがイベントを打ったり、東大寺がライブ会場になったりするのは、ま、そんなに悪いことじゃないと私は思う。もちろん文化財を傷つけない範囲でというのが大前提だけれど。 地方創生大臣の発言に関する小田嶋隆氏のブログから。…

偽ニュースと確証バイアス=藻谷浩介(毎日新聞2017年4月16日)

それはともかく政権を擁護したい側は、ここぞとばかり中国や北朝鮮の脅威をあおっている。中でも最近ネットで見て仰天したのは著名右派論客の「中国が日本を本気で取りに来ているのは、誰の目にも明らかでしょう」という発言だ。「日本」は尖閣諸島限定では…

籠池/森友問題──識者と呼ばれる人たちの発言から

<橋下徹「混迷の森友学園問題、解決に導くポイントはここだ!」> http://blogos.com/article/215033/ 渦中にいたおまえがいうかよ、だな。問題のすり替え話法の典型。見事すぎる。BLOGOSのコメントでも盛んに批判されている。 <森友学園騒動の「本当の問…

トランプの後の枯れ野について

ドナルド・トランプ米大統領は8日、高級百貨店ノードストロムが娘イバンカさんの名前を掲げたファッションブランドの販売を中止したことについて、ツイッターで同社を批判した。これに対して民主党は、公私混同の不適切なツイートだと強く非難している。 ト…

今朝の東京新聞から

東京新聞はデジタル版で読んでいるのだが、今朝の紙面はけっこう読み応えがあった。しかも、図版を多用して記事内容をわかりやすく補足している。 1面トップはトランプの入国禁止令についてだが、添付の図ではアメリカ内外の司法担当者や政治指導者、企業経…

成り上がり者たち:APAホテル

「訪日観光客への挑発行為だ」 中国大使館がアパを批判:朝日新聞デジタル 張氏は中国は日本との間の正常な人的往来や友好交流には「反対しない」としつつも、「歴史を歪曲(わいきょく)し、中国の人々の感情を傷つけるこのような公然たる挑発行為は絶対に…

豊洲市場移転問題

一方、技術会議の委員だった川田誠一・産業技術大学院大学学長は「地下も盛り土がされたと思っていた。実は空洞だと聞き、びっくりした」と話した。委員だった長谷川猛・都環境公社非常勤理事は「地下空間の利用なんて都は会議で詳しく言っていない。技術会…

国歌演奏の前で起立しないということ

米NFLのコリン・キャパニック選手が米国内の人種差別に抗議するため国歌演奏時の起立を拒否して賛否両論となっている問題で、オバマ米大統領は5日、キャパニック選手は憲法で保障されている意見表明の自由を行使しているだけだと擁護した。訪問先の中国で発…

自民党のバカさ加減についての考察

世の中にはいろんなバカがいるし、自民党にも一定程度バカがいるのは周知のことだ。しかし、バカさ加減もここに至るや、“笑死”ものである。 [学校教育における政治的中立性についの実態調査 | 参加しよう | 自由民主党] なんでいまどきこういう時代錯誤の密…

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