diamond.jp 記事のなかで、東大病院の循環器専門医・稲島司氏はこう指摘する。
稲島 そもそもヨーグルトが効果的なら、ヨーグルトの売上が増えるとともにアレルギー疾患が減っていくはずじゃないですか?この2枚の表を見てください。実際には、ヨーグルトの販売数が増えても、疾患は減ってないし、むしろ一部は増えているんです。
私はアレルギー体質ではないので、その観点からヨーグルトを摂取しているわけではないが、腸内環境うんたらというのは漠然と信じている。しかし、体にいいと言われる食品には、そのエビデンスを確認しようとすると、それがなかったり、いい加減だったりするものが少なくない。「摂取しても害ではないが、効果を示すエビデンスはない」というやつだ。
この分だと、「ヨーグルトは肉を柔らかくする」というのもホントかなと疑わしくなる。ヨーグルトサラダチキンとか、よく作るんだけどね。
稲島医師は、体に良いと思って食べていても、精製された糖分の摂りすぎになったら、逆効果だと指摘している。甘味料や香料無添加で、ちゃんと発酵臭がすることが肝心だ、と。