小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

「がっかり」

 人が重篤な病気を告白したときに、「本当にがっかりした」という言葉を投げるかけるのは、どうなんだろうね。「ショックだ」「残念だ」という言葉はありだとしても、「がっかり」というのは日本語としてあり得ない。「メダル候補が一人減ってしまって、がっかり」という文脈の中でしか使えないような言葉だからだ。そうした意識で発言したのだとすれば、選手を単なるメダルの駒としてしか捉えていないと批判されてもやむをえない。ともあれ、ほんとに日本の大臣は日本語が使えない。

 そんなところに2019/02/13 15:45の共同電。

桜田義孝五輪担当相は衆院予算委員会で、五輪の根本原則を定めた五輪憲章について「話には聞いているが、自分では読んでいない」と述べた。

https://mainichi.jp/articles/20190213/k00/00m/010/129000c

 これこそ「がっかり」というか「がっくり」だね。

 担当大臣の言葉尻を捉えて政争の具にするのはいかがかなものかとも思っていたが、桜田は論外だわ。即刻、辞めてもらわねば。過去には「放射能、ウツしちゃう」の戯れ言ひとつでクビになった大臣もいたわけだから。

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