小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

2015-01-01から1年間の記事一覧

私の歩んだ戦後70年 ドイツ文学者・エッセイスト、池内紀

⇒ (寄稿)私の歩んだ戦後70年 ドイツ文学者・エッセイスト、池内紀:: そこ(カントの「永遠平和のために」)には国どうしが仲良くといった情緒的な平和は、ひとことも述べられていない。カントによると、隣り合った人々が平和に暮らしているのは、人間に…

白玉をこんなふうにして食べたらおいしかろう

白玉は夏の季語というし、こんなふうに寒天を添えて、きれいなガラスの器で食べたら、さぞかし冷んやりとして、おいしかろう。ただ、私には夏の記憶というより、汁粉の具のほうが印象深いかもしれない。 ネットでいくつか「白玉」を詠み込んだ句を探してみた…

朝日新聞「聞く 安全保障法制」3回シリーズ要点メモ

外交・安全保障政策の将来像をどう考えるべきか。国際政治の専門家へのインタビューシリーズ。要点をメモ。⇒ (聞く 安全保障法制:上)中国の戦略的意図、見極めよ 天児慧・早大現代中国研究所長:: 集団的自衛権の行使は可能性にとどめ、外交上の「カード…

【ランチ】神保町オオドリーのスープカレー

どういう謂われか、「鴻」と書いて「オオドリー」と読ませる。神保町すずらん通りのドトールのある角を内堀側に折れたところ。以前からバー・居酒屋としての認識はあったし、たしか夜に一度行ったことがあるのだが、いつごろからか(いや最初からそうだった…

映画『この国の空』

⇒ 『この国の空』荒井晴彦脚本・監督/高井有一原作 二階堂ふみ、長谷川博己、奥田瑛二あたりはちょっと苦手な俳優なのだが、これは今年の邦画のベスト3ぐらいには入りそうな予感がする。 茨木のり子の詩「わたしが一番きれいだったとき」が効果的に使われ…

今夏初めてのうなぎだったが……

今年の夏初めてのうなぎだったのだが、失敗。文京シビックセンターの25階展望ラウンジにある「椿山荘」のレストラン。うなぎ自体が痩せ細り、旨味が抜けている。タレもお吸い物も何もかもダメ。盛り付けも、これじゃあねえ。いまどき2,800円では、まともなう…

出版、返品4割の重荷:日本経済新聞

⇒ (真相深層)出版、返品4割の重荷 取次の経営危機、「制度疲労」浮き彫り ネット巻き込み流通改革 :日本経済新聞: 出版科学研究所(東京・新宿)によると2014年の出版物の推定販売額は1兆6千億円でピークの1996年から約1兆円も減った。期待のかかる電…

オラドゥール

第2次世界大戦中、ナチス親衛隊により、女性・子供を含む600人以上の村民が教会に閉じこめられ火を放たれるなどして、ほぼ全滅したフランスの小さな村「オラドゥール」。その戦後70年を東京新聞8/10夕刊が報じている。戦後、独仏和解が進むなかでも、この村…

【注目本】『異郷被災――東北で暮らすコリアンにとっての3.11』

⇒ 『異郷被災――東北で暮らすコリアンにとっての3.11』:2011年3月11日、被災三県(岩手・宮城・福島)で東日本大震災を体験した在日コリアンや結婚・留学あるいは仕事のために来日した韓国からの新定住者たちのライフヒストリー。30代から90代まで42人の聞き…

WoWoW新登場 新作映画 8月9月から

ロザムンド・パイク⇒『ゴーン・ガール』から以下、録画候補リストファーナス/訣別の朝 8/11(火)よる9:00ランダム 存在の確率 8/12(水)よる9:00リベリオン~ワルシャワ大攻防戦~ 8/20(木)よる9:00夏の終り8/30(日)よる11:00人気作家・瀬戸内寂聴が…

08/07のツイートまとめ

thinmustache RT @Naovalis: きのう見本が届いた、羅永生/丸川哲史+鈴木将久+羽根次郎編訳『誰も知らない 香港現代思想史』。昨年の雨傘革命に至る香港の思想史を論じた熱くて厚い1冊です。8月10日全国の書店に発送。詳細は→http://t.co/zLe0PuBZuD h…

08/06のツイートまとめ

thinmustache 「原爆投下から70年」という言葉。「投下」は事実行為を表現するだけで、特別な意味付与を忌避した言い方。一種の諦念はあれど、おどろおどろしさはない。「広島への核爆弾による攻撃」略して「広島核攻撃」、それによる被災も「核虐殺」とでも…

アメリカ人も原爆投下を誤りと

読売新聞ってのは、政府の代弁とスポーツ面ばかりで読むところのない新聞だが、たまには面白い記事もある。 今朝、たまたまファミレスで無料配布されていた朝刊を開くと、広島原爆投下70年(ちなみに、投下ってのはなんか隔靴搔痒な言い方だな。ストレートに…

「夏の全島闘牛大会」

沖縄の新聞って、面白いな。「琉球新報」昨日付では1ページを割いて、「夏の全島闘牛大会」の見所を紹介している。「闘将ハヤテ」と「東昇あみひろ号」ってのが横綱クラスらしい。沖縄でこんなに闘牛が盛んだということは、ついぞ知らなんだ。その詳細な報…

岩波書店『シリーズ 日本の安全保障』

⇒ 岩波書店紹介ページ ■構成 全8巻遠藤 誠治,遠藤 乾 編集代表水島 朝穂,島袋 純,阿部 浩己,川島 真,木宮 正史,鈴木 一人 編集委員 〈 全巻の構成 〉第1巻 安全保障とは何か (遠藤 誠治,遠藤 乾 編)定価(本体 2,900円 + 税) 第2巻 日米安保と自衛…

ジョン・ダワー氏健在!

久しぶりのジョン・ダワー氏へのインタビューだ。著作の画像も添えておこう。⇒ 日本が誇るソフトパワーとは ジョン・ダワー氏に聞く:朝日新聞デジタル: ――現政権が進める安保法制で、何が変わるでしょうか。 「日本のソフトパワーが試練にさらされています…

KINENOTEでタイトルに「夏」を含む映画を検索してみた

暑くて暑くてやりきれない。ふと思い立ってKINENOTEで「夏」をタイトルに含む映画を検索してみた。とりあえず、2000年代のもの。けっこうあるな。印象としては季節の中で一番多いんじゃないかと思うのだが、こんどあらためて調べてみよう。2015年青春群青色…

08/03のツイートまとめ

thinmustache 高速ボートで行くとこんなに近いんだ。一度この方法で行ってみたいな。>米→キューバ、105分のボート旅 国交回復のおかげ:朝日新聞デジタル http://t.co/RNSIm1u8Wi 08-03 07:04

ヨボヨボとでもいいから、高校生に付いていくこと

「とりま廃案!」「それなそれな!」「安倍晋三がいちばん脅威!」「マジ安倍いらない!」 戦争法案に反対する渋谷・高校生デモ - 2015.8.2(Youtube 21分) 高校生などの10代が中心となって戦争法案に反対するために立ち上げられたグループ・T−ns SOWL(Tee…

戦争エンターティンメントの戦後史

8.15が近づき、例によってテレビ・新聞で「終戦特集」が組まれる。今年の夏は敗戦70年ということで、いろいろと趣向を凝らす社もあるようだ。映画「永遠の0」が地上波で初放映されたというのも話題だ。私は百田尚樹の原作小説も、映画もテレビドラマも見て…

07/31のツイートまとめ

thinmustache 面白そう→《東京芸術劇場×立教大学 連携講座》「池袋学」<夏季特別講座> 戦後池袋の検証~ヤミ市から自由文化都市へ~ ※要事前申込 | 立教大学 - http://t.co/JnlGtjegc0 07-31 10:09 「(池上彰の新聞ななめ読み)安保関連法案 多様な意見伝…

07/30のツイートまとめ

thinmustache コンプラとか全然効いてなくて労働法無視したり害毒流したりする大企業もあるからね。そんな企業には入社できないよ。でも、そんなクソだけが企業じゃないし、就職だけが社会人になる道でもない。「デモに参加すると就職に不利? 「人生詰む」…

「新国立競技場計画の白紙撤回」日経の検証記事

⇒ 幻の巨大アーチ、失われた2年半 検証・新国立競技場計画の白紙撤回: アーチは、現地の仮設溶接所で鋼板を接合してパーツを作り、クレーンでつり上げて空中でつなぎ合わせていく――。たわみを防ぐためにミリ単位の精度が求められる難工事が待っていた。 異…

小石川で牡蠣。「オイスター&ロティサリーチキン レガール」

小石川で牡蠣料理の店といったら、ここだろう。というか、オイスターバーは他にはないのだが、ここがあって私は幸せではある。「オイスター&ロティサリーチキン レガール(Oyster&Rotisserie Regal)」 高層マンションの裏路地は、場所的には不利とも言え…

07/29のツイートまとめ

thinmustache RT @r_mary: 【ひとり言】大学生や高校生が動き出した途端に、彼らが起こす些細なことに批判や論評をしたがる人達が群れてくる。多様性と言いながら、1人の大学生が持つ個人的な幸福感をどうして認められないのだろう?憲法学者と共闘するなん…

現代における「転向のススメ」

安保法制反対をめぐる市民の行動に怖れをなしてか、政権党やネトウヨはもとより、よくわからん輩からの、闘う人々への誹謗中傷攻撃が高まっている。「#SEALDs の皆さんへ。就職できなくて #ふるえる」と題した福岡県行橋市の「小坪」っていう市議のブログが…

審議するほど「違憲」明確に 長谷部恭男氏:東京新聞

今朝(2015/07/28)の東京新聞は読みでがあった。2面には安保法案で憲法論争を提起した長谷部恭男早大教授へのインタビューと論点解説(PDFでアーカイブ)を掲載。 氏は「日本に影響する軍事的な脅威やテロの危険が高まっているとして、法整備を進めているが…

映画『The Sea of Trees』

⇒ 映画『ザ・シー・オブ・ツリーズ(原題)』 - シネマトゥデイ:『ミルク』などのガス・ヴァン・サント監督が、「The Black List 2013」(製作前の優秀脚本)に選出された脚本を映画化。死に場所を求めて青木ヶ原樹海にやって来たアメリカ人男性が、自殺を思…

男と女のいる舗道

本日のタイトルは、むろんジャン=リュック・ゴダールの映画『女と男のいる舗道』のパクリである。高校生のころ読んでいた総合雑誌に連載されていた匿名コラムの表題がたしかそんなで、それも脳裏にあった。今日ふとそのフレーズが浮かんできて、MacをSpotli…

映画『やさしい本泥棒』『アデル、ブルーは熱い色』

『やさしい本泥棒』ソフィー・ネリッセ:Marie-Sophie Nélisse ナチス支配下で公開焚書が行われた街の広場。9歳の少女リーゼルは焼け残った本をこっそりと取り出し、里親になった新しい父の下で読み書きを学ぶ。 リーゼルの実の両親は共産党員らしいが、リ…

//トップに戻るボタンの設定
//トップに戻るレンジの設定