小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

「新国立競技場計画の白紙撤回」日経の検証記事

⇒ 幻の巨大アーチ、失われた2年半 検証・新国立競技場計画の白紙撤回:

 アーチは、現地の仮設溶接所で鋼板を接合してパーツを作り、クレーンでつり上げて空中でつなぎ合わせていく――。たわみを防ぐためにミリ単位の精度が求められる難工事が待っていた。 異例のデザインが当初から抱えていた問題は、「日本の技術力を示す」という掛け声にかき消された。ある構造設計の専門家は「やめてよかった。工事に突き進んだら何が起きていたか分からなかった」と話している。

日経新聞 2015/07/30

 日経の検証記事。それほど目新しい話はないが、上記に引用した構造設計エンジニアの言葉は興味深い。ミリ単位の精度はニッポン技術の得意とするところだが、それにはカネと時間とヒトがかかる。過信すると、今回のようなドタバタを引き起こすというケーススタディにはなるだろう。


 後は、7月17日の官邸執務室での安倍・森・遠藤・下村・菅らによる最終会議で、森が放ったという言葉。

 重苦しい空気が流れたが、沈黙していた森氏はラグビーのチームプレー精神を示す言葉で協力を訴えた。「あとはOne for all, all for one(1人はみんなのために、みんなは1人のために)だ」


 小学校の児童会じゃないんだからさ(笑)

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