『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
(2007/吉田大八監督/佐藤江梨子/佐津川愛美/永瀬正敏/永作博美)
吉田監督は『桐島、部活やめるってよ』でブレイク。宮沢りえの『紙の月』、菅野美穂の秀作『パーマネント野ばら』、堺雅人の『クヒオ大佐』もこの人。(★★★)
『湯を沸かすほどの熱い愛』
(2016/中野量太監督/宮沢りえ/杉咲花/オダギリジョー/篠原ゆき子)
今年度のアカデミー賞外国語映画賞の日本代表に選出。まだ若手の監督だが宮沢りえ、杉咲花の演技力を引き出した手腕はすごい。『チチを撮りに』という2012年の作品も見たい。(★★★★)
『SCOOP!』
(2016/大根仁監督/福山雅治/二階堂ふみ/吉田羊/リリー・フランキー/滝藤賢一)
想像以上に面白かった。(★★★★) 福山が風俗で女の子のおっぱいをモミモミするシーンなんか、これまでの福山ファンの乙女たちにはショッキングな映像かもしれないけれど、ここまでやって、ようやく福山の演技は一皮剥け、男優としての存在感もより濃厚ブラックになった感じがする。
二階堂ふみはその自意識過剰なところがちょっと苦手だったが、ここでの演技はいい。
キネ旬の『キネマ旬報ベスト・テン90回全史1921-2016』をKindle本で購入。他に是枝裕和監督の『第三の殺人』がフューチャーされている、キネ旬の9月下旬号を紙で購入。