いまや欠かせない存在になっている日記アプリ「DayOne」の新しいバージョン(2.1.8)とMacの日本語入力システムとの相性が悪い。変換後の文字列が選択されたままになってしまい、新しい入力をするとその文字列が消えてしまう。ATOKとAppleの日本語入力IM(旧名ことえり)で確認。日本語入力IMではライブ変換をオンにするとまだましなんだが……。
いったん直前のバージョン(2.1.7)に戻そうと思ったが、「永続ストアの移行中にエラー」などとアラートがでて、起動しない。
2.1.8の問題はAppStoreでのレビューでも何件か報告されている。変換直後にテキストツールバーが表示されるのが原因ではという指摘もあるが、必ずしもその問題ではないような気がする。 つたない英語で、Day One にバグレポートを送ったら、開発チームの Adam氏からさっそく返信があって、
This is a known issue and we are investigating it. We hope this will be resolved soon. Thanks for your patience.
とのこと。すぐに直ると思う。
2.1.8では「Drag-and-drop photos functionality for entries and Timeline in read mode」など重要な変更が行われていてこれは嬉しいんだけれどもね。
2017/05/01追記
念のため、以上も以下も、すべてiPhoneではなく、Macのアプリの話である。
DayOneの日本語入力がバグったままの間はMacの「メモアプリ」で日記を書いて、それを DayOneに「共有」で送ればいい。
メモで書いて DayOne で共有
メモアプリで書いて、写真を添付して、共有でDayOneに送る。メモで「日記」というフォルダをつくっておけば、万一DayOneのバグフィックスが遅れたりした場合も日記を整理できるし、後から一括でエクスポートしたいときなど、作業が簡単にになるだろう。
Markdownの反映
メモアプリが Markdown に対応しているとは思わなかったが、部分的に対応しているようだ。リスト記法などはそのままメモアプリ内で Markdown 記法で書くと入力画面に反映される。ただ他の記法は不十分だ。
しかし、Markdown記法で修飾しておくと、メモから DayOne にエクスポートしたときにDayOne側で Markdownに変換してくれる。
箇条書きリストの例
- りんご
- みかん
- トマト
イタリックなど文字修飾の例
イタリック
ボールド
引用の例
ここから引用文です。ここから引用文です。ここから引用文です。
相互修整作業
面白いことに、Memo→DayOne という方向だけでなく、逆にDayOne→Memoという方向への共有もできる。ただ、双方向の修整作業などに使えるわけではない。
共有された DayOne のエントリーを修整したい場合は、日本語入力の面倒さを感じながら、DayOne 側で処理するか、メモアプリで修整して新たなエントリーとして送るしか手はないようだ。