小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

【ランチ】洋食膳・海カレー・TAKEUCHI 神保町本店

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 ようやく探し当てた「洋食膳・海カレーTAKEUCHI 神保町本店」。長い名前だ。お膳に載って出てくる洋食。海の幸をふんだんに使い、カレー味がベース(カレーではないメニューもあるが)というあたりが命名の由来だろうか。


 お店のブログによれば、2013年9月のオープン。神田神保町一丁目の路地の一角。私が勝手に呼ぶ「裏神保(うらじんぼ)」一帯。備忘録的に場所を記しておくと、白山通りを神保町交差点に向かい、交差点の手前で「酔の助」の方向へ左折。進んでいくと、右手に石井スポーツがあり、さらに左手にガラスに「タイガー徽章」と書かれた店がある。その角を左折、「アイビー21ビル」の手前。細い路地でかなりわかりにくい。


 オープン前に着いたら外の椅子におじさんが一人待っている。まだ11時まで30分もあるが、準備が整ったのだろうか、店の人が出てきて迎え入れてくれた。

 キッチンを囲むL字のカウンターと路地側にもカウンター。15人も入れば一杯だろう。中には帽子をかぶった40代のご主人と、おそらく奥さん。カウンター越しにお膳をやりとりするが、奥さんの接待は感じがいい。店内至るところに鉄道模型や、ローカル線の古い時刻表。けっこう「鉄分」が高い。「たけうち」さんの趣味かな。アクセサリーやインテリアを通して、店の人となりをさり気なく語ることは大切だ。


 メニューは7、8種類。一番人気は「煮込みハンバーグ」のようで、ソースがデミグラスとカレーの2種類ある。今日はカレーハンバーグにした。

 小さなフライパンがそのまま皿になっている。ソースは赤身を帯びたトマトベースで、ややきつめの酸味と辛味が、しっくり調和している。ズッキーニ、ピーマン、ゴーヤ、パプリカ、茄子、キャベツなど素揚げした夏野菜がこんもり積まれ、その下のハンバーグを覆っている。野菜をとりわけてみると、ハンバーグ自体もかなりボリュームがある。


 面白いのは小さめの碗に山盛りの白ご飯。ゴマのふりかけと梅干しが載って出てくること。加えて、味噌汁は角氷を入れた冷製仕立て。胡瓜、豆腐など具だくさん。冷製なのは夏だからかもしれないが。ともあれ、お膳の上は洋と和がごっちゃ煮状態。箸で食べるか、スプーンで食べるか一瞬迷う。


 このボリュームと味で、850円は安い。正規の開店時間と同時にサラリーマンたちぞくぞくと詰めかけ、あっという間に店は満杯になった。ハンバーグとカレーが完売になると営業は終わってしまうというが、大体何時ぐらいまでやっているのだろう。今度は店名にもある「海カレー膳」というのを試したくなった。


★洋食膳海カレーTAKEUCHI 神保町本店
ジャンル:カレーライス
アクセス:東京メトロ半蔵門線神保町駅A5口 徒歩3分
住所:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-20-3(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 神保町×カレーライス
情報掲載日:2015年8月25日
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