先月のことだが、六本木ヒルズの森美術館に「ディン・Q・レ展」を観に行ったのだ。アメリカに移住したベトナム人アーティスト。ベトナム戦争とベトナムの人々などを題材にメディアアートを制作している。ヒルズは鼻持ちならない場所ではあるが、それでも、こうした社会性の高い、地味なアート作品を精力的に紹介している森美術館は素晴らしいと思う。
そのとき、窓外に見えた風景。天空から見下ろせば、まるで敷き詰められたジオラマのような東京の都市。メガロポリスの上に怪鳥が雄々しく翼を広げたような不気味な(人によっては神々しいと言うかも)雲が広がっていた。
いずれもiPhone6にて撮影。