例によって映画の解説文はWoWoWサイトからの全面的なパクリです。すいません。
写真は『ブルックリン』のシアーシャ・ローナン(オフィシャルサイトから)
- 母よ、
- 裁かれるは善人のみ
- ファング一家の奇想天外な秘密
- 裸足の季節
- パッチ・オブ・フォグ−偽りの友人−
- ウエディング
- ブラックボード 戦火を生きて
- 或る終焉
- ブルックリン
- ヴィクトリア
- ティエリー・トグルドーの憂鬱
母よ、
5/23(火)午後1:00
「親愛なる日記」「息子の部屋」などで知られるモレッティ監督が、劇中の設定同様、やはり長年教師をしていた自らの母親との死別体験をもとに、この極めて私的であると同時に、多くの人々にとっても切実で共感できる普遍的な人間ドラマを発表。彼の分身というべき女性映画監督をM・ブイが鮮やかに好演し、イタリアのアカデミー賞に当たるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で実に5度目の主演女優賞を獲得。モレッティ本人も共演するほか、劇中映画の主演俳優役でJ・タトゥーロが愉快な演技を披露するのも見もの。
裁かれるは善人のみ
5/23(火)よる11:00
デビュー作の「父、帰る」が第60回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞に輝いたのをはじめ、新作を発表するたびに数々の賞レースをにぎわせて国際的に高い評価を得るロシアの鬼才、ズビャギンツェフ監督。長編監督第4作となる本作では、アメリカで実際に起きたとある事件に想を得た彼が、そこに旧約聖書の故事などを重ね合わせながら、強大な権力に翻弄され、悲運の道をたどる人々の姿を神話的スケールで描いて観る者を圧倒。第67回カンヌ国際映画祭脚本賞、第72回ゴールデングローブ賞外国語映画賞などに輝いた。
ファング一家の奇想天外な秘密
5/24(水)午前8:30
映画「モンスター上司」やアニメーション映画「ズートピア」(ニック役)、ドラマ「ブル〜ス一家は大暴走!」などで全米に知られる才人男優であり、監督経験も多いJ・ベイトマンが、大物女優キッドマンを主演に迎えて監督・出演。ハプニングを起こしては人々を驚かせることを芸術として活動してきた両親を持つ、俳優の姉と作家の弟。心に傷を負いながら大人になった姉弟の葛藤を、ブラックユーモア満載の中に描く。「ディア・ハンター」のベテラン、C・ウォーケンの存在感も見もの。WOWOWの放送が日本初公開。
ファング一家の奇想天外な秘密 | 映画 | WOWOWオンライン
裸足の季節
5/24(水)よる11:00
今なお封建的な思想が根強く残るトルコの地を舞台に、自由を求める5人姉妹の反抗的闘いを、トルコに生まれ、フランスのパリで映画作りを学んだ新人女性監督D・G・エルギュヴェンがどこまでもみずみずしくさわやかに描写。第68回カンヌ国際映画祭でヨーロッパ・シネマ・レーベル賞を受賞したのをはじめ、世界中の映画祭で好評を博し、第88回アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされた。いずれもオーディションやスカウトで選ばれた5人姉妹役の無名女優たちの初々しくてはつらつとした魅力も見逃せない。
パッチ・オブ・フォグ−偽りの友人−
5/25(木)午前8:30
四半世紀前にベストセラーを放ち、今もセレブである主人公(ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でヴァリス役を演じたC・ヒル)だが万引癖があり、スーパーマーケットの警備員(ドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」でアル・カポネ役を演じたS・グレアム)に万引を見つかったせいで、彼からストーキングされるように……。ストーカー側の心理にも迫った衝撃作。主人公の恋人であるTV司会者役を演じたのは、ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」でアイリーン・アドラー役を演じたL・パルヴァー。
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ウエディング
5/26(金)午前8:00
戦場コメディの「M★A★S★H」、カントリー音楽祭が舞台の「ナッシュビル」、1990年代の「ショート・カッツ」など、群像劇に腕を振るうアルトマン監督式の結婚式ムービー。人間のゴッタ煮的な寄せ集めの中に人間の本性を見いだす作風はここでも健在だ。本作では結婚式という場に、マフィアから老衰死する者まで多種多様な人物が混在しているのがユニーク。特に主人公はおらず、三十数人もの登場人物をさばいたのがアルトマン流。お祝いであるはずの結婚式を皮肉な状況に転じさせるシニカルさもシャープだ。
ブラックボード 戦火を生きて
5/26(金)午後1:30
1939年から翌年にかけてヨーロッパでは、ナチスドイツの脅威を恐れる多くの市民が、それぞれ慣れ親しんだ土地から疎開するという事態が相次いだ。本作は当時のフランスを舞台に、ベルギー人の父子やフランス人たちによる決死の脱出劇を描きながら、戦火で苦しむ市民たちの苦悩に迫った力作だ。主演は「ヒトラーの贋札」「イングロリアス・バスターズ」のA・ディール。名手モリコーネによる音楽も、命懸けの物語を大いに盛り上げている。監督は「戦場のアリア」のC・カリオン。WOWOWの放送が日本初公開。
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或る終焉
5/26(金)よる11:00
「父の秘密」が、第65回カンヌ国際映画祭の「ある視点部門・グランプリ」に輝き、一躍脚光を浴びたメキシコの俊才、フランコ監督。その時、同映画祭で審査員長を務め、彼の才能に惚れ込んだ「レザボア・ドッグス」のT・ロスが、本作では共同の製作総指揮も兼ねて、終末期の患者をケアする看護師という難しい役どころの主人公を静かに熱演。どこまでも献身的に患者に尽くす主人公の姿を通して、彼自身が心の底に抱える深い孤独と悩みが次第に浮き彫りとなることに。共演のS・サザーランドは、キーファーの娘。
ブルックリン
5/28(日)よる9:00
アイルランドの作家C・トビーンの同名小説を、やはり同国出身の「BOY A」のJ・クローリー監督が鮮やかに映画化。1950年代、アイルランドからNYのブルックリンへ移住した若きヒロインが、生まれ故郷と新天地のはざまで大きく揺れ動きながら、恋愛と人生経験を重ねていくさまを、「つぐない」「ハンナ」の人気若手女優ローナンが魅力的にみずみずしく好演。第88回アカデミー賞で、作品、脚色、主演女優賞の主要3部門でノミネートされたほか、30以上の数多くの映画賞を受賞し、高い評価と支持を得た。
ヴィクトリア
5/29(月)午前4:20
夜ふけのベルリンの街を舞台に、スペイン出身の若き女性が、地元の青年4人組と出会って意気投合したことから、やがて思いも寄らぬ危険な事態へ巻き込まれていくさまを、ドイツ映画界の異才S・シッパー監督が140分全編ワンカットという大胆不敵な手法でスリリングに活写。第65回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)など3部門に輝いたほか、第64回ドイツ映画賞でも、作品、監督、主演女優(L・コスタ)、主演男優(F・ラウ)、撮影、作曲賞の主要6部門を独占受賞し、一躍注目を浴びることになった。
ティエリー・トグルドーの憂鬱
5/25(木)よる11:00
会社のリストラで失業し、1年半のつらく苦しい就活期間を経て、やっと再就職できたものの、そこでも厳しい社会の現実を目の当たりにし、苦悩と憂鬱を募らせる中年男のティエリー。「シャンボンの背中」「母の身終い」に続いて、S・ブリゼ監督とみたびタッグを組んだ名優ランドンが、今日、世界中の至るところで見られる、そうした普遍的な人間像を等身大でみごとに好演。第68回カンヌ国際映画祭男優賞に加え、第41回セザール賞主演男優賞にも輝き、地味な題材の小品ながらフランスで異例のヒットを記録した。
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