ラーメンについてはあれこれ語りたくないが、最近のラーメンはちょっと能書き過多で、素材も凝り過ぎなんじゃないかと思うことがある。シンプルな昭和風なラーメンを食べたいのだが、なかなかないのだ。
まあ、近所ということで久しぶりに『自家製麺MENSHO TOKYO』でランチすることになったのだが、ここも凝り過ぎで味がよくわからなくなっている例かと。ラム肉を使っているのが特徴で、一風変わっているという印象はもつのだが…。今日頼んだのは、たしか「ラム煮干中華そば・全部のせ」という奴なのだが、煮干しのスープなのにどろどろと濃くて、それが全部の味をだいなしにしている。「だいなし」が言いすぎだとすれば、調和を損なっている。
それと店内のBGMが、やたら音量がでかすぎるのにも閉口した。厨房の中の人がノリノリで聴きたいのか、客にドヤ顔して聴かせたいのか。存在感がうっすらして、気づく人は気づくというのが、ラーメンであれ何であれ、レストランにおけるBGMのあり方だろうと思うのだが、最近の若い人はラーメン食いながらでも、ラップしたいのかねえ。
ラーメンってのは本来10代から20代までの人の食べ物で、そこでふつうは卒業しなくてならないのに、妙に固執したままの大人が私の周りにも多くて、なんだかなあな昨今なのである。