夕方4時にようやくランチである。今朝の女子W杯決勝の結果がショックで寝込んでいた(ウソ)わけではないのだが。
最近よくいく「おぼんdeごはん」東京ドームシティラクーア店。一言で言うと、都内を中心に20店展開する、お洒落な定食屋なんだが、その素材や味付けはなかなかよい。野菜もたっぷりだし、ごはんも「ひじきご飯」「黒米ご飯」「白飯」から選べ、味噌汁と共におかわり自由。
客は女子比率がダンゼン高いが、むしろここの食事は独身男性やオジサンにこそお薦めしたい。ラストオーダーは22:30だから、残業後に牛丼系ファストフードを侘しく食べて帰っているような男の子は、週に2,3回はここに寄るように。はるかに健康的だ。
本日はランチタイムが終わっていたので、新メニューのアジフライのなんとか定食。タルタルソースが少し凝っている。コーヒー付きで1,339円はけっして安くはないが、まあ、ここは東京屈指のレジャー施設のど真ん中だしね。
ご飯といえば、家に帰ると季刊誌「考える人」(新潮社)の夏号が届いていた。特集が奇しくも「ごはんが大事」。関川夏央、山口文憲、斎藤美奈子が「あんなもの、こんなもの食べて大きくなりました」と、鼎談で昭和の食事情などを振り返っている。関川、山口は名コンビだが、そこに斎藤が加わるのは珍しくはないか。
この雑誌、連載陣に梨木香歩、苅部直、池澤夏樹、四方田犬彦、池内紀などを揃え、文芸出版社としての面目を保つ。週刊新潮とはとても同じ版元とは思えない、知的な雑誌だ。
誌面で知ったが、今年の「河合隼雄・物語賞・学芸賞」には、中島京子『かたづの!』、大澤真幸『自由という牢獄─責任・公共性・資本主義』が選ばれたとのこと。