小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

大亜堂

Daiadou

 小石川の古本屋。創業は大正末期。現在地に越してきたのが昭和7年(1932)というから83年の歴史! ただ、現在の建物は関東大震災後の看板建築だという。この店は若旦那の趣味なのか、東日本大震災の後、反原発の姿勢を鮮明にするようになった。窓ガラスに「廃炉招福」というステッカーや抗議集会のチラシがベタベタと貼り付けてある。

 安保法制に反対する労働組合のポスターもあった。とはいえ、やはり政党の事務所には見えない。家族経営の古い古本屋だ。品揃えはいま一つなので、私はあまり行かない。まだ小石川に引っ越したばかりのころ、何十冊が本を売りに行ったら、ひどく買いたたかれたので、もう売りにも行かない。けれども、なくなってしまうには惜しい店ではある。

 

//トップに戻るボタンの設定
//トップに戻るレンジの設定