小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

ハノイ紀行06 ホアンキエム湖

 路上でご飯を食べる人たちに歩道が塞がれ歩きにくいし、車道にはみ出ようもなら、たちまちバイクの往来に閉口する、ハノイダウンタウンの街歩きはけっこう大変な修業である。それでもときおりホッと気持ちが救われるのは、街中にいくつか湖があるからだ。


 その多くがホン河(紅河)の浸食でできた三日月湖だが、湖というには小さく、池と呼んだほうがいい。なかでも、市街のど真ん中にあるホアンキエム湖は有名だ。周辺に高級ホテルや水上人形劇場などの観光スポットが多く、旧市街探索の出発点にもなるからだ。同時にここは、恋人や家族連れがくつろぎ、体操したりジョギングしたりする、ハノイ市民の憩いの場でもある。周辺歩道はきれいに整備されていて、大きさや形がなんとなく上野の不忍池に似ていて、不忍池散歩の習慣がある私にはたいそう親しみ深かった。



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▲恋人たちはダテに湖畔に立っているのではない。これは、ホワンキエム湖に限らず、街中の美しいスポットでよく見かける、結婚記念写真集撮影の一コマ。



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▲夕暮れともなれば、イルミネーションが美しく点灯する。



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▲もう一つホワンキエム湖でよく見かけるのは、学生たちが英会話の練習なのか、国際文化交流なのか、欧米からの観光客をつかまえて話しかける様子。日本人観光客には目もくれてくれなかったけど。



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▲夕暮れの湖畔で唐突に上半身ハダカになったおじさん。泳ぎ出すのではと興味津々だったが、ずっと体操をしていただけだった。



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▲こちらは体操に興じるオバサン軍団。気功や太極拳よりはもうちょっとリズミカルな動き。

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