小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

SEALDs

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 SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)、すごい行動力だな。昨日は友人のライブだったり、仕事だったりで忙しかったのだが、ライブに行く前にSEALDs KANSAIの集会で発言した「寺田ともか」という女子学生のスピーチをYoutubeで聞いて圧倒された。

 自民党ネトウヨは、60年代から相も変わらぬ冷戦アタマのままで「あいつら共産党、あいつらカネもらって動員されている」という誤認と中傷しかできないでいるが、彼女たちはそんなことは意に介さず、現代政治にきちっと向き合い、そして具体的な行動を路上で起こしている。

 その政治主張は、基本的には戦後民主主義原則から外れるものではなく、必ずしも左派的なものともいえないが、そのセンスやスタイルには新しさを感じる。秘密保護法や安保法制に対する反対運動はこれで十分なのだ。運動自体を楽しむという心の余裕と、幅広い共同戦線を求める粘り強い活動こそが、ファシズムの行く手を阻むのだ。


⇒ 【スピーチ全文掲載】SEALDsKANSAIともかさん:

 武力では平和を保つことができなかったという歴史の反省の上に立ち、憲法9条という新しくて、最も賢明な安全保障のあり方を続けていくんです。わたしは、この国が武力を持たずに平和を保つ新しい国家としてのモデルを、国際社会に示し続けることを信じます。偽りの政治は長くは続きません。

IWJ

 7月20日の「安全保障関連法案に反対する学者の会」の声明を受けて、7月31日には砂防会館や国会前で「学生と学者の共同行動」が提起されている。ポスターには、内田樹氏と佐藤学氏も登場している。

 学生と学者の共闘は60年安保にはあったが、70年安保にはなく、全共闘運動でも一部しか実現できなかった。もちろん政治課題と時代状況は違うとは言え、それを彼らは軽々とやってのける。かっこいい。ある意味歴史的転回点。私もなんとか都合をつけて見に行かねば。

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