小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

2015/07/19の各紙書評欄 紹介本から

⇒ 山之口泉『新版 父・山之口獏』思潮社:

 娘・ミミコから見た獏さんの素顔

「パパはね、借金をしたり人のお古をもらったりして暮らしているけれど、人間以外のものにはなりたくないといつも思って生きているんだよ」(「お墓の中の私のパパ」)

山之口獏は人間に絶望し、その絶望を自分のみっともない体の一部のようにたずさえて生きていた詩人である――。パパの微笑の温かさも優しさも私には全てそこから出ているような気がして仕方がないのです」。

 父・山之口獏を通して、人間の生への洞察を深める、出色の評伝集。長く愛されつづけた『父・山之口獏』を大幅増補する、待望の新版。

2,500円+税/ISBN:978-4-7837-1667-9/2010年12月刊

⇒ 松井良明『球技の誕生』平凡社:

人はなぜスポーツをするのか。近代スポーツの母国イギリス、そしてヨーロッパ全域の球技の歴史とプレースタイルを詳説し、「スポーツを楽しむこと」の淵源に迫る。2,800円+税

⇒ 稲村光郎『ごみと日本人』ミネルヴァ書房:

 ごみ問題の誕生は、日本の近代化・産業発展と表裏一体の関係にある。本書は、この問題を通じて日本近代史を読み解くものである。開国で江戸の街はどう変わったか? 松方デフレがごみ問題に与えた影響とは? 与謝野晶子はなぜ廃物利用を批判したのか? 東條英機がごみを視察した理由とは? 

 ごみにまつわる詳細なデータと象徴的なエピソードで、幕末から敗戦に至る日本の歩みを描き出した意欲作。

ISBN:9784623073764/定価:2,200円+税/出版年月日:2015年06月15日


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