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塚本晋也監督、大岡昇平の『野火』を映画化

⇒ 『野火』試写&記者会見に塚本晋也監督登壇 - 文化通信.com:

 塚本監督は上映後に再び登場し、「以前は『戦争は恐ろしいもの』という普遍的なテーマを豊かな原作で描きたいという想いだった。戦争に近づいている実感がなかったからこその想いだったが、撮影時には少し変わった。戦争への現実味が増した。先ほど申し上げたように危機感から製作し、近未来に起こってしまうかもしれないことへの恐怖感や警告に近い想いが強かった」と動機の変化についてコメント。
 さらに続けて、「戦争映画と言えば白黒が多いイメージ。それは過去に起こったことを映しているからだろう。だが、本作ではまさに現在起こっていることかの様に見せる為にカラー映像にした。演じる面でも『近未来に起こりかねないことを憂い、そうなって欲しくない』という意識を持った。本作を見るたびに、皆さんがつくづく嫌な心持ちになってほしい」と作品に込めた想いを語った。

2015年07月16日

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