小石川日乗Hatena版

おっさんがよしなしごとを書き散らします

映画『her/世界でひとつの彼女』

 ホワキン・フェニックスといえば、この映画も忘れがたい。メガネをかけ知的なイメージは、従来の役どころとはかなり異なる。ただ、根っこがダメンズなところは一貫しているといえば言えるけど。

 WoWoW録画で観たのだが、事前情報がなかったので、人工知能の声が、スカーレット・ヨハンソンだと気づくまでに数分かかった。あのかすれ声もこうして使われると、エロさ百倍だ。

 俳優としてのホワキン・フェニックスを最初に見たのは、ガス・ヴァン・サント監督、ニコール・キッドマン主演の『誘う女』。キッドマンの色仕掛けに籠絡され、彼女の夫を殺害してしまう情緒不安定な高校生の役だった。

 この映画でのキッドマンの演技は素晴らしい。エロという意味では後の『ドッグヴィル』での演技と双璧をなす。

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